にんにくは、強い独特の香りがあります。
この香りは「アリシン」という成分で
アリシンは、たまねぎなどに含まれる「硫化アリル」の仲間です。
アリシンは、硫化アリルと同じく
ビタミンB1と一緒になってアリチアミンという物質になり
体に取り込まれやすい状態になります。
体の疲れを取り除くビタミンB1を効果的に
体の中に取り入れるにんにくは
スタミナ食材として知られるのも当然ですね。
さらに、アリシンには血管を広げる効果があるので
食べるだけで体の血行がよくなり
体全体の代謝を高めることが出来ます。
また、イタリア料理やスペイン料理などでは
よくにんにくのみじん切りを低温の油で炒めて、
オイル全体ににんにくの香りがいきわたるように
という調理方法を目にするかと思います。
このように低温の油ににんにくを入れると
にんにくのアリシンが「アホエン」という成分になります。
アホエンは現在様々な国で研究されており
にんにくの真の栄養効果は
このアホエンがもたらしているのではないかとも言われています。